初心者にも分かりやすい催眠の解説

催眠

催眠とは何も特別な状態ではなく、日常の中でも無意識のうちに私たちは何度か体験していることがあるような状態です。テレビや読書をしている時には、それに気を取られると自分自身がその世界へと入り込んで没頭してしまうことも多いと思います。自分がそのまま主人公になった気分でいると、気づけばずいぶん時間が経ってしまうこともあります。他にも何か考え事をしている時に、自分の意思での行動が止まってしまって、気づいたら全然違うことをしていたというようなことも体験された方も多いはずです。そのように意識が自分自身から離れて別のところへと行ってしまってぼうっとしてしまうような体験をしている時は、じつはとてもリラックスをしながら、一点に意識を向けて集中をしている状態でもあり、それこそが催眠の状態になっているというわけなのです。

催眠は覚醒状態と睡眠状態の中間の状態

催眠はこのようにリラックスをしている状態で意識を何かに集中させてもいる状態ですので、日常の中において非日常的な部分も感じさせる時間です。催眠の定義では、生理的に自然で正常な変容した意識の状態と言われています。これは覚醒している状態と睡眠をしている状態の中間の状態であるということです。完全に起きているわけではなく、かといって完全に眠っているわけでもないこの状態のことを、トランスや瞑想の状態と言われることもあります。そしてうとうとしているこの状態というのは、私たちは日常においてもほとんど無意識で経験をしているとも言われています。よく睡眠と間違われる方もいらっしゃいますが、催眠中というのはあくまでも意識がある状態ですので、睡眠のように完全に眠っている状態ではないのです。

催眠は治療の一環として利用されることがある

催眠は時に医療の現場でも利用されています。患者を一時的に催眠状態にすることで、心理面に関わっていく療法を催眠療法といい、きちんと医師の管理の元で行われている安全な治療です。暗示を患者にかけながら治療をすることで、本人が意識をしていない深層心理に隠れてしまっているような原因を探っていくことで治療をしていく時に、この方法が利用されています。睡眠をさせることで治療の効果を出すという目的で行われていたり、あくまできっかけに過ぎず他の心理療法においての効果を上げるための方法として利用をする目的で行う場合などがあります。一般的には、医師などによってこの状態を誘発させますが、自分自身に対して睡眠法を用いて自らが誘発させる場合もあります。普段とは違う脳や身体の動きを示し、核心に迫る治療を可能にさせることから大きな期待がされています。